2026/01/07 リーダーを早く育てるためのコツ
指示は具体的に、質問は一段上へ リーダー育成というと、経験や失敗の量が重視されがちですが、 実際には、日々どのような指示をしているかということもポイントになると思います。 私が社内で意識しているのは、 「指示は具体的に出す。その上で、考えさせる質問を一つ加える」 という、シンプルな型です。 まず、指示はできるだけ具体的にします。 何を、いつまでに、どの水準で行うのか。 ここが曖昧だと、部下は迷いやすくなり、 色々と試してみるということや 判断を振り返る機会そのものが 起きにくくなります。 実際、役割や期待が曖昧な状態では、仕事のパフォーマンスが低下することは、リーダーシップのメタ分析でも報告されています。 その意味で、具体的な指示は、行動の質を安定させる土台になります。 ただし、具体的な指示だけを出し続けると、 「言われた通りに動く」ことが最適解になり、 自分で判断する機会は徐々に減っていきます。 短期的には効率が良くても、 それだけではリーダーとして必要な思考は育ちにくいと考えています。 そこで、私は指示の最後に、 少し上位の視点に立つ質問を一つだけ添えるようにしています。 • 「今回の目的は何だと思う?」 • 「今回は、何を一番重要視しますか?」 答えの正しさは、ここでは重要ではありません。 大切なのは、自分の判断を言葉にすることです。 学習心理学の分野では、 自分の考えや理由を説明させるような問いかけが、 理解の深さや応用力を高めやすいことが、 メタ分析でも示されています。 具体的な指示で行動の迷いを減らし、 一段上の問いで思考を促す。 この積み重ねが、 結果として「考えて動けるリーダー」を育てていくと、私は考えています。




