2025/09/24
『弓と禅』オイゲン・ヘリゲル を読んで、
最近『弓と禅』という本を読みました。
一言で言うなら、「学ぶとはどういうことか」「わかるとはどういうことか」を、いつもと違う角度から教えてくれる本です。
本を開いていると、「まさにその通りだ」とうなずける部分と、「うまく言葉にはできないけれど、確かにそうだ」と感じる部分がありました。
私が改めて確認できたのは、理解したり、できるようになったりするまでには時間がかかるという当たり前のことです。
最初は人から教えてもらった通りにやるしかない。やっていても「なぜこれをするのか」がわからないこともあるし、同じようにはできないこともある。
それでも、まずは素直に言われた通りにやり続けてみる。そうするとある時、「そういう意味だったのか」と腑に落ちる瞬間が来る。そこから次の理解や次の成長につながっていくのだと思います。
仕事も同じです。やってみないと見えてこないことがたくさんある。言葉にすると当たり前のことでも、実際に体験し、時間をかけることでしかわからないことがある。
この本を通して、続けることの意味、そして理解が深まっていく過程を大事にしたいと感じました。