2025/05/27 暇と退屈の論理学 を読んで
暇と退屈は、与えられた時間の量や、周囲の状況によって生まれるものではなく、むしろ、私たち自身の心のありよう、「考え方」が生み出すものだと、私は考えています。
現代社会は、常に何かを求め、何かを追いかけることを私たちに強います。
しかし、その結果、私たちは「今、ここ」にある現実を置き去りにしてしまってはいないか、ということに気がつきました。
大切なのは、目の前にある物事を、丁寧に、丁寧に、味わい尽くすこと。
人との会話なら、相手の言葉の奥にある想いに耳を澄ませる。
そして、日々の生活であれば、五感を研ぎ澄ませ、その一瞬一瞬を深く感じ取る。
そうすることで、私たちは「今、ここ」にしかない豊かさに出会い、暇や退屈から解放されるのではないのでは、と考えるきっかけとなりました。