2025/09/04 「事実」と「真実」のちがい という話
社員やお客様と話す中で「事実」と「真実」を分けて考えることの大切さを感じる場面がよくあります。
・事実は、誰が見ても変わらないもの。
例:1,000円は誰にとっても1,000円。
・真実は、その人がどう感じ、どう受け止めているか。
例えば、ある社員が自分はいつも一生懸命やっているが、期限を守れない時がある、という事があったとします。
「自分は一生懸命やっている」と感じていることは、その人にとっての真実です。
その一方で「提出期限に遅れた」というのは動かしようのない事実です。
ここを混同すると、指導や改善が進みません。
ですから、私は、
・真実については、相手の感じ方として
一旦受け止める。
例
「そうか、そう考えているんだね」
この姿勢を持つと、不思議と話が前に進み、相手も「では、どう工夫すればいいか」と考え始めるようになると私は考えています。
事実からは目をそらせません。
けれど人それぞれの真実がある事を
頭の隅にでも置かなければ、
物事はうまく進まないと思います。
「真実は人の数だけある」
このことが大切だと私は思っています。